核合意
イラン・5カ国外相会合の参加者らが、核合意実施を強調
12月 22, 2020 08:21 Asia/Tokyo
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イランと英仏独中ロの国旗
イランおよび、同国と核合意を締結した5カ国(英仏独中ロ)による外相会合に参加した各国当局者が、核合意実施を強調しました。
イルナー通信によりますと、EUのボレル外務・安全保障政策上級代表は、21日月曜の核合意関連外相級会合の終了後、この合意の完全かつ効果的な実施の必要性があることを強調しました。
中国の王毅外相も、対イラン核合意にアメリカが無条件で復帰するよう求めました。
マース・ドイツ外相も、この各国外相らとの会合の後、「核合意は依然として、イランとの間で得られた現存する最高の選択肢である」とコメントしています。
一方、ラーブ英外相はイランと5カ国によるオンライン形式での非公式の外相会合の終了後、ツイッターにおいて、アメリカの政策に同調し、同国政府関係者の主張を繰り返して、イラン核計画の発展を核合意関連の進展の支障だとしました。
イランが核合意内の責務を遵守しているにもかかわらず、トランプ現米大統領は2018年5月8日、一方的にこの国際合意から離脱しました。
イラン政府関係者はこれまでに何度も、核合意の相手側が完全にその責務を遵守・履行すれば、イランとしてもこの合意に定められた自らの責務の完全履行に復帰する、と強調しています。
今回、非公式かつオンライン形式で実施された外相級会合の参加者らは、終了後の共同声明において、アメリカの核合意復帰を強調しました。
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