イラン、イスラエルの秘密裏の核計画に関する調査をIAEAに依頼
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イスラエルの秘密裏
在オーストリア・ウィーン国際機関のガリーブアーバーディー・イラン代表がIAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長に書簡を送付し、シオニスト政権イスラエルの核兵器開発計画の悪影響について警告するとともに、IAEAがこの地域・世界レベルの懸念に対処する上で積極的な役割を果たすよう求めました。
イルナー通信によりますと、同代表は6日水曜、記者団に対し、「この書簡は、NPT核不拡散条約の加盟国に対し、IAEA理事会と総会でこの問題に取り組むよう求めている」と述べています。
この書簡ではまた、「西アジア地域でイスラエル政権を除くすべての国がNPTの締約国であり、IAEAの包括的な保障措置を受け入れることを約束している中、シオニスト政権による秘密の核兵器開発プログラムは、地域や世界的の安全と安定だけでなく、NPTとIAEAセーフガード体制の有効性と効率性に対する深刻な脅威である」とされています。
さらに、「イスラエルの核能力とそれによる脅威の問題は、何十年にもわたって国連総会とIAEAの議題になっており、多くの決議が採択されている」と指摘し、「これらすべての努力にもかかわらず、イスラエル政権は、国際社会を無視する形で、NPT条約への加盟を拒否し、その核施設と核活動をIAEAの監視下に置くことを回避している」としています。
続けて、「NPTの非加盟国がIAEAへの加盟を理由に、完全な権利を享受し、同条約のメンバーに関する組織のすべての会合に参加することは明らかな違反である」としています。
そして、最後に、「グロッシ事務局長は、この点で果たすべき緊急かつ重要な役割を担っており、かつイスラエル政権にNPTへの即刻の加盟を敢然と要請するとともに、同政権の領内にある核施設をこの条約下の包括的な監視下におく必要がある」としました。
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