イラン民間航空機関、ウクライナ機墜落事故1周年に際して声明発表
1月 07, 2021 18:23 Asia/Tokyo
CAOイラン民間航空機関が、昨年のウクライナ航空機墜落事故1周年に際して、国際基準に照らし初の年間報告を発表しました。
2020年1月8日、ウクライナ航空の旅客機が、故意によらない人為的ミスによりテヘラン近郊で墜落し、乗客167人および乗員9人全員が死亡しました。
この事故機の乗客のほとんどはイラン国民でしたが、ほか32人の乗客はカナダ、アフガニスタン、ウクライナ、英国、スウェーデンの5か国からのパスポートを持つ人々でした。
CAOはこの事故での犠牲者の遺族らに対し、改めて弔意と同情の意を示すとともに、「当機関は、この事故の最終報告書を起草し、見解を得るため関係国に送付した」と表明しています。
ザリーフ・イラン外相もインスタグラム上で、「2020年1月8日の未明に発生した、ウクライナ旅客機の墜落の悲劇、およびわが国のエリートたちの殉教、罪のない人々が犠牲となったから1年が経過した。この事故によりイラン全体が悲嘆にくれた」と述べました。
ザリーフ外相はまた、ツイートを投稿し、「正義は必ず実現される」としました。
なお、在ウクライナ・イラン大使館も声明を発表し、「イランは今後とも、この事故の犠牲者の遺族の権利の確保および、正義の実現に向けた努力を継続する所存である」と表明しています。
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