イラン外相、「米新政権は口ばかりで行動していない」
(last modified Wed, 27 Jan 2021 07:58:01 GMT )
1月 27, 2021 16:58 Asia/Tokyo
  • ザリーフ・イラン外相とラブロフ外相
    ザリーフ・イラン外相とラブロフ外相

ザリーフ・イラン外相が、「イランはアメリカとは逆に、これまで核合意の条項を遵守してきた」とし、「アメリカ新政権はこれまで、発言したのみで行動していない」と語りました。

ザリーフ外相は、訪問中のロシア・モスクワにて26日火曜、同国のラブロフ外相と共同記者会見し、「アメリカは、核合意を締結したオバマ政権時代にも、この合意内の責務を遵守していなかった」とし、「アメリカが、制裁、及びイランと世界との経済関係への干渉を停止し、イランがその結果を確認した時にこそ、イランはそのすべての責務履行に復帰する」と述べています。

また、「イランとロシアは友好関係にある」とし、「この関係が維持されている期間は、アメリカの歴史より長い」としました。

そして、アゼルバイジャン領内にある同国とアルメニアとの係争地、ナゴルノ・カラバフ地域問題に関しても、「イランにとって、ナゴルノ・カラバフ危機の解決は治安上必須事項だ」と語っています。

さらにアフガニスタンに関しては、同国の反体制組織タリバンの代表団のテヘラン訪問に言及し、アフガン問題を解決するための協力の必要性を強調しました。

続けて、イエメンでの停戦と流血の終結を求め、「国際協力によりイエメンでの人道的危機が終結するよう希望する」と述べています。

一方、ラブロフ外相もイランとロシアが友好関係にあるとし、「このたびのザリーフ外相との会談で、同国南部ブーシェフルでの原発新設備建設に関して協議が行われた」としました。

そして、「イランとロシアの関係は、アメリカの思惑とは関係なく独立したものだ」と「アメリカが核合意に復帰するよう希望する」と述べています。

 

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