イラン大統領、「核合意をめぐる再協議はありえない」
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イランのローハーニー大統領が、スイスのパルムラン大統領との電話会談において、核合意をめぐる再協議はありえず、安保理決議に反した措置だとしました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
2月 17, 2021 14:54 Asia/Tokyo
  • イランのローハーニー大統領
    イランのローハーニー大統領

イランのローハーニー大統領が、スイスのパルムラン大統領との電話会談において、核合意をめぐる再協議はありえず、安保理決議に反した措置だとしました。

ローハーニー大統領は16日火曜午後、脅しや無理強い、圧力による問題の解決という方法は、イランの人々に対しては確実に失敗していることを強調し、「理性と相互の尊重によってのみ、問題を克服することができる」と指摘しました。

続けて、「もし米国が制裁の解除を、単に紙の上で約束するだけでなく行動に移したなら、我々も合意に基づいて縮小していた責務の完全な履行に戻るだろう」と説明しました。

そして、「現在、ゲームのボールは米国の側にある。同国による違法な制裁が完全に撤廃された時にこそ、ようやくすべての物事が正しい道筋をたどるだろう」と強調しました。

また、イエメンの人々の悲痛な状況について述べ、早急な停戦、無償の支援送付、一部の地域諸国への武器供与の阻止、最終的なイエメン人同士の協議の開始を、同国へ平和と平穏を取り戻す最後の方法であるとしました。

一方、パルムラン大統領もこの電話会談で、国際社会における現在の状況は、核合意に参加する全ての国々が責務に立ち返る再度の機会だとして、「スイスはそのために努力する用意がある」と述べました。

そして、イエメンの治安回復や地域の協力の強化に言及し、「イランは地域で影響力を持つことから、他の国々、特にEUの支援によって、イエメンに平穏を取り戻す手助けをすることができる」としました。

 

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