イラン大統領、「対中関係はイランにとって戦略的」
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ローハーニー・イラン大統領が、中国との関係をイランにとって戦略的かつ重要なものだとし、長期的な協力に向けた両国の意志に言及し、政治・経済を含めたすべての分野における関係の発展と深化を強調しました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
3月 27, 2021 20:42 Asia/Tokyo

ローハーニー・イラン大統領が、中国との関係をイランにとって戦略的かつ重要なものだとし、長期的な協力に向けた両国の意志に言及し、政治・経済を含めたすべての分野における関係の発展と深化を強調しました。

ローハーニー大統領は27日土曜、中国の王毅外相との会談で、両国間の外交関係樹立50周年、ならびにイランと中国の間の二国間および地域・国際的な協力に言及し、「両国の協力は、核合意の実施と、欧州諸国による同合意内の義務の履行にとって非常に重要であり、核合意の現状を変えられる可能性がある」と述べました。

また、核合意などの問題に関連した国際機関でのイランに対する中国の支持と、米国の一国主義と過剰な要求への対抗、イランに対する米国の制裁への非難について、同国に謝意を表明しました。

そして、この地域のテロや過激主義と戦うために全面的な努力を続けることを強調したうえで、その目標を達成するためにイランがホルムズ平和計画を提示したことに言及し、地域の不安定の主要な原因は米軍の西アジア駐留にあるとして、地域におけるアメリカの内政干渉的行動を非難しました。

さらに、王毅外相の今回の訪問中に、「中国とイランによる25ヵ年包括的共同協力計画」の展望を明確にする文書に署名が行われる予定であることに触れ、「コロナワクチンについては、両国の協力を強化する必要があり、中国からのワクチン入手を増やしていきたいと考えている」と述べました。

一方の王毅外相も、イランと中国の二国間協力に触れ、「中国は常にこの問題を非常に重要視しており、いくつかの問題はあるものの、対イラン関係を優先して扱うよう努めてきた」と語りました。

そして、「中国は常に、アメリカの一方的な制裁や過剰な要求に反対し、国際舞台でそれを示してきた」とし、「米国の最大限の圧力は、違法で非人道的な行為であり、国際的な支持が得らるようなものでない」としました。

 

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