イラン大統領「米の核合意復帰の唯一道は、制裁の解除」
(last modified Tue, 13 Apr 2021 11:29:55 GMT )
4月 13, 2021 20:29 Asia/Tokyo

イランのローハーニー大統領は、アメリカが核合意に復帰するための唯一の道は、制裁を解除することである、としました。

ローハーニー大統領は13日火曜、テヘランで、ロシアのラブロフ外相と会談し、地域の安全、平和と安定の維持の必要性、そして、地域の安全が地域諸国によって保障されるべきことを強調しました。

また、協議や外交による問題の解決のモデルとなった、多国間による核合意の復活や維持に向けた努力の継続を強調し、「今日、アメリカや全世界は、最大限の圧力行使は既に失敗し、アメリカにとって核合意に戻るための唯一の方法が、各種制裁の解除だという結論に達している」と語りました。

一方のラブロフ外相もこの会談において、「技術・防衛面での協力を含むイランとロシアの協力の拡大に全く制限はない」としました。

さらに、イランとロシアが地域・国際レベルでの協力において、共通の目的を持っているとし、オーストリア・ウィーンでの核合意共同委員会の会議及び、核合意復帰へのアメリカの意向を指摘し、「ロシアの見解では、アメリカの無条件での完全な核合意復帰は、同国による責務の履行や国連安保理決議2231の実施によってのみ可能である」と語りました。

同外相はまた、「我々の見るところ、核合意枠内での新たな条件の受け入れ、あるいは核合意枠内を超えた責務履行をイランに求めるのは完全に無益だ」と表明しました。

 

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