イラン政府、「カナダは我が国の航空事件に関し報告提出する権利ない」
(last modified Sat, 26 Jun 2021 05:43:08 GMT )
6月 26, 2021 14:43 Asia/Tokyo
  • イランのバハールヴァンド法律関係担当外務次官
    イランのバハールヴァンド法律関係担当外務次官

イランのバハールヴァンド法律関係担当外務次官が、「カナダは、我が国での航空機事件に関し報告提出して横暴な意見を述べる権利を一切持たない」と述べました。

イルナー通信によりますと、バハールヴァンド次官は25日金曜、イランで起きたウクライナ航空機事故に関するカナダ政府の報告へ反応を示し、「イラン調査チームの事故報告書を批判するこの報告は、一部は技術面びも根拠がなく、従って受け入れ難いものである」としました。

また、カナダ首相がこの件を国際司法裁判所に付託すると示唆したことに関し、「これらの軽率な発言は、航空業界の現実に則した内容を伴っていない」と指摘しました。

続けて、「もしカナダもしくは他の国が、法律や相互尊重の枠内で、外交や国際関係の現在の慣例に従ってイランとやり取りをしようというのなら、建設的な返答を得られるだろうが、それ以外のやり方であれば、我が国は断固としてそれに対抗する」と述べました。

2020年1月8日、ウクライナ航空の旅客機がテヘラン近郊で墜落し、搭乗していた乗客167人および乗員9人全員が死亡しました。

この旅客機の乗客のほとんどはイラン国民でしたが、カナダ、アフガニスタン、ウクライナ、英国、スウェーデンのパスポートを持つ5か国からの乗客も32人含まれていました。

 

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