イラン暦シャフリーヴァル月8日;対テロ闘争の日
(last modified Mon, 30 Aug 2021 07:56:00 GMT )
8月 30, 2021 16:56 Asia/Tokyo
  • 1981年のイランのラジャーイー大統領とバーホナル首相のテロ事件
    1981年のイランのラジャーイー大統領とバーホナル首相のテロ事件

イラン暦シャフリーヴァル月8日に当たる今月30日は、イランでは1981年に当時の大統領と首相がテロで殉教したことに因み、「対テロ闘争の日」に制定されています。

イラン暦1360年シャフリーヴァル月8日(1981年8月30日)、イランのラジャーイー大統領とバーホナル首相は、首相官邸で起きた爆発で閣僚らとともに殉教しました。

この爆発は、反イラン組織MKOモナーフェギンによって実行されたものでした。

イランでは、1979年にイスラム革命が勝利してから、1万7000人を超える国民や政府関係者らがMKOやその他のテロ組織によって暗殺されています。

MKOのメンバーはイランでテロを実行した後、まずフランス・パリへ、次にイラクへと逃亡しました。

その当時にイラクの独裁者であった故サッダーム・フセインは、MKOのメンバーを利用して1991年と1992年にイラク国内のクルド人虐殺作戦を行い、これにより数千人の女性や子どもが殺害されました。

2003年のアメリカのイラク侵攻により、MKOはアメリカの庇護下に入り、しばらくの間イラク・バグダッド郊外の米軍基地「キャンプ・リバティ」に潜伏していましたが、その後にアメリカ・イギリスで行ったロビー活動で、アルバニアでの自由な活動を約束され同国へ向かいました。

この措置は、MKOを主に支援するアメリカ・イギリス・フランスが、彼らを自国で公式に受け入れなかったことで取られたものです。

イランは、一部の西側諸国による様々な破壊的措置にもかかわらず、世界でテロと戦う一大勢力としてゆるぎない存在となっています。現在のイランは、テロとの戦いにおいて近隣諸国を支援するのに加え、この分野で活動する国際機関や組織とも、誠実かつ賢明な協力を行っています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio