イラン大統領、「核合意はイランの外交政策の成果」
May 16, 2016 18:27 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、核合意は、世界との建設的な協力におけるイラン政府の外交政策の成果であり、経済発展を促すものだとしました。
イラン大統領府のサイトによりますと、ローハーニー大統領は15日日曜夕方、外国に駐在するイランの大使や代表部の関係者と会談し、核協議の成果について触れ、「ここ数十年、複雑な問題において世界の大国と協議し、これほどの大きな合意を手にすることができた国はほとんどいない」と述べました。
さらに、核合意は、相手側がすべての取り決めを守っている、また守るであろうという意味ではないとし、「イランは適切な雰囲気作り、協力の拡大、相手側への圧力の行使により、彼らを完全な取り決めの実行に向かわせるべきだ」と述べました。
また、「現在、核合意により、核問題で不当に提示されていたイラン恐怖症の大きな部分が消失したが、今もイラン恐怖症の計画はイラン国民の敵によって、テロなどの問題において継続されており、段階的にそれらに対抗しなければならない」としました。
ローハーニー大統領は、「現在すべての人がイランの核活動は、国際的な決議や法規に基づいて、核関連機関の許可のもとで行われていることを認めている」とし、「現在イランは国際社会の信用のおける一員であり、世界の国々は敵のプロパガンダをものともせず、イランの状況を信用している」と語りました。
また、多くの国がイランとの関係拡大を切望していることは重要だとし、「イランは近隣諸国の情勢不安を悪用することはなく、絶えず地域の人々や国々に協力している」としました。
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