核合意最新情勢
イラン外相、「良好な合意には制裁の効果的な解除および検証確認が必要」
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オーストリア・ウィーン協議
アミールアブドッラヒヤーン・イラン外相が、「良好な合意には、各種制裁の効果的な解除およびその検証確認、そして各関係国の完全な責務履行復帰が必要だ」と語りました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は12日金曜、インスタグラムにおいて「わが国は、以前の協議から残っている膠着状態のままでいる意向はなく、相手国側が真剣で前向きな姿勢でもって、協議の場であるオーストリア・ウィーンに足を踏み入れるなら、良好な合意が短期間のうちに成立可能となる」と述べています。
また、核合意の相手側である英独仏中ロの5カ国の外相らと個別に電話会談を行ったことに触れ、「イラン政府は実践的で結果を求めるアプローチをもって協議の場に臨み、1つの良好な合意を成立させようと決意している」としました。
その上で、「最近、アメリカが新たに対イラン制裁を行使するといった行動や違反行為に出たことから、アメリカからの客観的な明瞭な保証が、譲れない1つの必須事項となった」と語っています。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はまた、「イラン政府は、相互尊重・共通利益にもとづく各国とのバランスのとれた関係発展という政策を真剣に継続していく」と語りました。
一方、バーゲリーキャニー・イラン政務担当外務次官は英独仏をはじめとするヨーロッパ歴訪を継続する中、スペインを訪問しています。
同次官はスペインにおいて、核合意合同委員会の議長を務めるエンリケ・モラ欧州対外行動庁事務次長と会談しました。
また、ロシアのリャブコフ外務次官も、「米は、対イラン制裁行使という政策の抜本的な見直しを効果的に示す必要がある」と語っています。
カマラ・ハリス米副大統領は12日金曜、仏パリにて記者会見し、「アメリカの核合意復帰の意向は明白である」と述べました。
アメリカの核合意復帰および核合意復活を目的とした協議は、これまで6回にわたりウィーンにて、この合意の残留6カ国により実施されてきました。
この協議における対立の焦点の1つは、アメリカがトランプ前政権の核合意離脱後に行使した対イラン制裁の大部分の存続を主張していることにあります。
さらに、バイデン現米政権はアメリカの今後の政権が核合意から再離脱しないことは保証できない、と表明しています。
トランプ前米大統領は2018年5月8日、一方的かつ違法に核合意から離脱し、いわゆる「最大限の圧力行使」と称する政策を展開してきました。
イランは責任を受容する国としてこれまでに何度も、「核合意に違反したのがアメリカ側であることから、各種制裁を解除し合意に復帰すべきはアメリカであり、さらにアメリカの責務履行状況は検証確認される必要がある」と表明しています。
もっとも、イラン側はアメリカの核合意復帰に固執しない、あるいは、これを決して急がないと強調しています。
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