イランのインスタグラムユーザーが、ソレイマーニー司令官関連の投稿削除に大々的に抗議
イランのインスタグラムユーザーが、革命防衛隊ゴッズ部隊の故ソレイマーニー司令官に関連した投稿が削除されたことについて、大々的に抗議しています。
米テロリスト軍によるソレイマーニー司令官のテロ暗殺から2年を迎え、イランや地域、世界中のSNSユーザーが、同司令官に関連する画像やコンテンツ、ハッシュタグなどを大々的に投稿しています。しかし、インスタグラムは、表現の自由に反して、ユーザーの投稿やアカウントを削除しています。
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は今月1日、ソレイマーニー氏の遺族や追悼行事執行本部のメンバーらと会談し、傲慢な者たちがウェブ上からソレイマーニー氏のコンテンツを削除しているのは、彼らがソレイマーニー氏の名前にさえ恐れをなしている証だとし、同氏の名前が広まることを恐れているのは価値があることだとしました。
また、ザーレプール・イラン情報通信技術大臣も、「ソレイマーニー司令官関連の投稿内容の削除は違法、かつ不公正である」と表明しています。
イラン司法府・人権本部長のガリーブアーバーディー氏は、今回のインスタグラムの措置についてツイッターに投稿し、「テロとの戦いの旗手だったソレイマーニー氏が物理的に暗殺された後、彼は仮想空間でも殺された。この偉大な英雄に関する数千万の投稿がインスタグラムから削除されたのだ」と記しました。
イラン国会デジタル経済委員会のタヴァーンギャル委員長は、このインスタグラムの違法な措置について抗議し、IGF・国連インターネットガバナンスフォーラムに書簡を送りました。
ソレイマーニー司令官は、イラク政府の正式な招待により同国を訪問中だった2020年1月3日、バグダッド空港付近にて侵略者たる米テロリスト軍の空爆を受け、イラク民兵組織ハシャドアルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官やほかの8人の同行者らとともに殉教しました。
ソレイマーニー司令官とアルムハンディス副司令官は、西アジアにおいてテロ組織ISISをはじめとしたタクフィール派テロ組織と戦う傑出した人物とされていました。