イラン外相「シリア危機は、難民や制裁への注目なしでは制御できない」
(last modified Sun, 16 Jan 2022 11:49:46 GMT )
1月 16, 2022 20:49 Asia/Tokyo
  • シリア情勢を検討するためイランを訪問したペデルセン・シリア担当国連特使とアミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相と野会談
    シリア情勢を検討するためイランを訪問したペデルセン・シリア担当国連特使とアミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相と野会談

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相は、難民や対シリア制裁といった問題に注目せずに、同国の危機を正しいルートへ導くことができない、としました。

シリア情勢を検討するためイランを訪問したペデルセン・シリア担当国連特使は、16日日曜、アミールアブドッラーヒヤーン外相と首都テヘランで会談しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は、この会談において、シリアで危機が発生して以来、同国の問題の解決策は政治的なものでなければならないとするイランの立場を繰り返し表明し、「シリアの政治的解決策の一部は国連である」としました。

さらに、シリアにおける米軍の違法駐留および、同国へのシオニスト政権イスラエルの攻撃は、シリアの政治的解決プロセスに支障を生じさせるものだとし、この問題に対する国連や国際社会の注目の必要性を強調しました。

一方のペテルセン国連特使も、この会談において、シリアの情勢は安定しているとし、「現在、シリア問題の関係勢力のいずれも、同国の政権交代について語っていない」としました。

また、シリアの国家主権の維持、政治的な安定、領土保全を強調しました。

 


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