IAEAが、イラン核計画の新たな動きを報告
2月 01, 2022 15:59 Asia/Tokyo
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イラン国旗
IAEA国際原子力機関が、報告においてイラン核計画に新たな動きがあるとしました。
IAEAは31日月曜、イランが同機関に対して、遠心分離機用の ローター(回転子)およびベローズ(蛇腹状の管)の生産場所を、現在のテヘラン西方キャラジ・テサの施設から、中部イスファハーンの新施設へ移す意向であると伝えたことを明らかにしました。
また、IAEAの監視カメラは新施設にも取り付けられたとしました。
イランとIAEAは昨年12月、キャラジ・テサの遠心分離機部品製造施設に新たな監視カメラを設置することで合意しました。これらは、同施設で起きた破壊工作のために不具合が生じ、今年はじめに撤去されたカメラの代替としてのものでした。
この一方、イランと4+1か国が圧政的な対イラン制裁解除を目指して行う’オーストリア・ウィーンの協議は、依然として続けられています。
イランは2015年、自国の核計画をめぐる緊張緩和のために、アメリカを含む5+1か国との間に核合意を締結しました。しかし、IAEAがイランの全責務履行の事実を認めているにもかかわらず、米政府は2018年、一方的にこの合意から離脱しました。
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