イラン最高指導者が、クリーンエネルギー開発の必要性を強調
3月 06, 2022 21:20 Asia/Tokyo
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、植樹の日にちなんで2本の果樹の苗を植えた後、クリーンエネルギーの開発を求めました。
ハーメネイー師は6日日曜、クリーンエネルギー開発の必要性を強調するとともに、「世界で日々使用が増え、我々の地域諸国もその方向を目指している核エネルギー、そして風力や太陽熱によるエネルギーなど、化石燃料によらないエネルギーの開発は本格的に進められる必要がある」と述べています。
また、「植樹は、完全な宗教的行為だ」とし、「そしてもちろん、樹木の保護や手入れもきわめて重要であり、これらは守られるべきだ」としました。
そして、「生きている植物は人間の精神に安らぎを与え、また身体を維持させるとともに、人類1人1人にとって神が与える日々の糧の源である」とし、「まさにこのために、森林や自然環境、緑の破壊は国民の利益を破壊することに等しく、緊急に必要な場合以外の建設などの目的による森林破壊は、確実に国民にとっての害悪となる」と語っています。
さらに、自然環境に対する装飾・付随的な捉え方を否定し、これを国家にとって最も根本的な問題の1つだとしました。
続けて、野生生物の保護をもう1つの問題として提起し、これに注目しないことが国家の利益への害悪となるとし、「イスラムでは、狩猟は、食糧摂取のために必要な場合のみ許可されており、それ以外の場合には許されておらず、違法行為とみなされている。さらに、狩猟のための旅行は禁忌・ハラームである。このため、違法な狩猟の阻止に本腰をいれ、野生生物の保護に配慮すべきである」と語っています。