イランでの「世界ゴッツの日」の大行進;体制責任者らの表明
シオニストの占領や圧制に対するパレスチナ国民への指示を示す「世界ゴッツの日」の大行進が、イランやそのほかの国々で、大勢の人々の参加により29日金曜、開催されました。
29日金曜は、イスラム教徒が断食を行うラマザーン月の最終金曜日にあたり、「世界ゴッツの日」となっています。
これは、イランイスラム共和国の建国者ホメイニー師の提唱により制定されたもので、この日には全世界のイスラム教徒やパレスチナ支持者らが、パレスチナを占領しているシオニスト政権イスラエルのアパルトヘイト政策への嫌悪を表明することになっています。
パレスチナの抑圧された人々への支持を目的とする「世界ゴッツの日」のデモ行進は、世界の多くの国で毎年開催されています。
ライースィー・イラン大統領はテヘランでの「世界ゴッツの日」の行進に参加した人々を前に、イスラエルの占領からの聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの解放を確実なものだとし、「この日の行進は、イスラエルの滅亡に行き着くだろう」と強調しました。
また、ガーリーバーフ・イラン国会議長も「世界ゴッツの日」の行進の傍ら、記者団に対し、「本年は、イスラエル占領地内の都市テルアビブ中心部においてパレスチナ人戦士らが作戦を実施し、また人々が行進に自ら参加することで、常にパレスチナの後方支援者であることを示した」と述べています。
さらに、イランイスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官も、テヘランで同日開催された金曜礼拝の説教の前に、「世界の覇権主義者らは、西アジア地域にシオニスト政権イスラエルを生みだしたが、この政権は近く、世界地図から抹殺されることとなろう」としました。
そして、アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相も28日木曜夜、オンラインで開催された「世界ゴッツの日」の式典において、イスラエルによる一連の犯罪を非難し、「各国や国際機関は、イスラエルの犯罪や残虐な行動に対し、即刻措置を講じるべきだ」と語っています。
ほかにも、イラン国会のユダヤ教徒議員noSameh Yeh Najafabadi氏も世界ゴッツの日の重要性に関して、「世界ゴッツの日は、他者に隷属しない自由を求める全世界のすべての人々の共感の日である。この日はイスラム教徒だけに限定されず、パレスチナの解放に向けた良心に目覚め、イスラエルに対し抗議の意を示すすべての人々のものである」と述べました。