外国人ジャーナリストの一行が南東部ケルマーンを訪問、イランの産業と芸術に触れる
イラン国内で取材活動に当たる外国メディアのジャーナリストらが、イラン南東部ケルマーン州の中心都市ケルマーンおよびスィールジャーンの手工芸や経済・産業・観光施設などを見学しました。
イラン商鉱工業省のゾフレ・ハージャヴィー国際業務担当主任は、この一行に同行している国際通信イランプレスの記者の取材に対し、「“発展への進行者たち”と称した記者団体ツアーは、イラン各都市の発展の道筋や産業、鉱工業、観光産業面での可能性を紹介する目的で実施されている」と述べています。
今回のツアーに盛り込まれている計画としては、ゴル・ゴハル・スィールジャーン鉄山および、ケルマーンの伝統市場、銅細工市場、ギャンジェアリーハーン公衆浴場、ギャンジェアリーハーン隊商宿、伝統的なヴァキール喫茶店(チャイハネ)、ファトハーバード庭園の見学が挙げられます。
ケルマーンの歴史的なバザールの建築の美しさに加え、銅細工師のハンマーの音、市場に並ぶ美しい銅細工の数々は外国の記者の注目を集め、各人がイラン本来の美しさの一部をカメラに収めていました。
中国のメディアのジャーナリストはイランプレスの取材に対し、イランとケルマーン州の豊かな歴史に言及し、「ケルマーンは歴史上の重要な都市であり、この街において地元の人たちの温かい対応を受けた」と語りました。
また、「ケルマーンの歴史的建造物は、イランの豊かな文化を物語るとともに、イランと中国という2つの国の豊かな文化は相互に類似している」と述べています。
そして、イラク・クルド自治区の地元テレビ局の記者は、「ケルマーンは美しい街だ」と語りました。
なお、このメディアツアーの最後のプログラムは、この地にある殉教者墓地および、2年前の米軍のテロによりイラクで殉教したソレイマーニー司令官の墓参、そしてイラン各地から来た人々とのインタビューとなっています。
5回目を数えるこの外国メディアツアーのケルマーン訪問は、イラク・クルド自治区、カタール、トルコ、アゼルバイジャン、日本、中国、ロシア、パキスタン、レバノンの各国のメディアのジャーナリストらの参加により挙行されました。