イランが、シオニストによるアクサーモスク冒涜を非難
イラン外務省のハティーブザーデ報道官が、シオニスト政権イスラエルの軍や入植者らによるアクサーモスクへの冒涜を非難しました。
パレスチナでは29日日曜、シオニスト政権軍に守られた入植者ら1000人以上がアクサーモスクの境内に入り、挑発的な行為によってイスラム教徒の最初の礼拝方向・キブラとされたこのモスクの神聖さを冒涜しました。
一方、カタール衛星通信アルジャジーラはイスラエルのメディアを引用して、29日午後に約2万5000人のシオニストが聖地ベイトルモガッダス・エルサレムでの「旗の行進」に参加し、パレスチナ人との衝突に発展したと伝えました。
占領下に置く聖地を軍事拠点として兵を配備したシオニスト軍は、パレスチナ人との衝突になり、これにより数十人が負傷する結果となりました。
ファールス通信によりますと、ハティーブザーデ報道官は29日夜、聖地の侵略者かつ人種主義者であるシオニストらのアクサーモスクへの冒涜および、この最初の礼拝方向を守ろうとするイスラム教徒の人々への攻撃を強く非難し、「聖地ベイトルモガッダス・エルサレムは、全体がパレスチナの永劫の首都である」と強調しました。
続けて、国際当局や機関に対し、自らの法的義務を果たして防衛能力を持たないパレスチナ人々に対するシオニストらの攻撃・侵害行為を阻むよう求めました。
「旗の行進」とは、1967年のイスラエルによる聖地ベイトルモガッダス・東エルサレム占領を記念して、参加者らがイスラエル旗を手に持ち、反パレスチナのスローガンを叫ぶ行事で、およそ30年ほど前から開催されています。
シオニストらは、聖地は全体がイスラエルの首都だと主張していますが、パレスチナ人は聖地はパレスチナの首都であると強調しています。
シオニスト政権は、パレスチナ抵抗組織の警告にもかかわらず、29日午後にこの「旗の行進」を開催しました。