日本で、参院選がスタート
日本で10日日曜、参議院選挙の投票受付が始まりました。
今回の参議院選挙は、選挙区と比例代表合わせて545人が立候補を届け出ました
都内のある投票所では、多数の有権者らが次々に訪れ、思惑とする候補者を選んで必要事項を記入し、投票箱に「清き1票」を投じていきます。
暑い中でも、新型コロナ対策は欠かせず、投票者も受付係員も皆マスク姿でした。
投票に来た女性の1人は、「安全保障のこととか、ウクライナのこともありますし、また子どもがいますので、子育てや教育環境のこともあります。それに、景気がよくないということ、あとは将来にわたって日本がどうなるのか、ということがすごく心配です」と話していました。
また、高齢者のある男性は「まあ世界情勢がああいう状態ですから、日本として世界にどう対応していくのかを、日ごろから見ています。ロシアのウクライナ侵攻を含めて、世界情勢がだいぶ変わってきているので、日本としてもっと自立して、しっかりした形で政権を維持していただきたい」と述べました。
この男性はさらに、先日の安倍元首相の暗殺事件に関しても、「民主主義国家において暴力で抹殺するというやり方は一番嫌いなので、言論で反論してほしいという思いが強くあります」と結んでいます。
そして、もう1人の有権者の男性は、「現在世界中が経済的に停滞している。日本も今給料が上がらないとかで窮地に陥っていますけれど、これも発展させていかなければ、日本はこれから沈んでしまうと思います」とコメントしました。
先般に発生した安倍元首相暗殺事件後間もない、緊迫したムードの中での今回の選挙で、行政担当者と有権者の双方のあり方が問われそうです。