松野官房長官「政府として重く受け止める」、安倍氏銃撃防止できず
(last modified Mon, 11 Jul 2022 09:43:56 GMT )
7月 11, 2022 18:43 Asia/Tokyo
  • 松野博一官房長官
    松野博一官房長官

松野博一官房長官が、「安倍晋三元首相に対する銃撃事件を阻止できなかったことは政府として重く受け止めている」としました。

ロイター通信のほか、日本の報道各社が11日月曜、報じたところによりますと、松野博一官房長官は日本時間の同日午後の会見で、奈良市内で今月8日に発生した安倍晋三元首相に対する銃撃事件について、「防ぐことができなかったことは重大な結果を招き、政府として重く受け止めている」との見解を示しています。

また、今回の銃撃事件に関して「警察による警備は本来、今回のような行為を防止するために行われている。警察庁の関与の在り方も含め、問題があったと認識しているとの報告を受けている」と語りました。

その上で事件の再発がないように「しっかりとした検証が行われ、今後の取り組みがなされることを望みたい」と述べています。

銃撃の直前、地元の奈良県警や警視庁のSP(セキュリティーポリス)が安倍氏の警護にあたっていました。

しかし、不審者の接近を許したうえ、最初の発砲から2発目までの約3秒間に身をていして安倍氏の被弾を防ぐ警察官の姿が確認できないことから、当時の警備態勢の不備が浮き彫りになりつつあります。

今回の事件については、事前準備や警護要員の配置の甘さを指摘する声もあり、警察当局には徹底した検証と警備態勢の見直しが求められています。

 


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