ガーナ潜伏の“国際ロマンス詐欺”容疑者が日本に移送され逮捕

国際ロマンス詐欺の手口で現金を搾取した容疑で国際指名手配されていた容疑者の男が、日本に移送され逮捕されました。

日本の報道各社が8日月曜、報じたところによりますと、国際ロマンス詐欺の手口で現金をだまし取ったとして、大阪府警が公開手配していた職業不詳の森川光容疑者（58）が潜伏先のアフリカ・ガーナから身柄を移され、詐欺の疑いで逮捕されました。　

森川容疑者はガーナを拠点に活動する詐欺グループの指示役とみられ、SNS上で架空の「アメリカ人女性ライター」などになりすまし、日本人男性2人に恋愛感情を抱かせたうえで、現金・約150万円をだまし取った疑いが持たれています。　

警察によりますと、グループの口座には約4億円の入金記録があり、被害者は男女65人にのぼるとみられています。　

大阪府警によりますと、森川容疑者は平成３０年８月からガーナに滞在していましたが、今年２月に旅券が失効し、去る７月２０日午前（日本時間）、ガーナ当局に不法滞在容疑で身柄を拘束されました。

公開手配で顔写真などが公表された５月以降、森川容疑者は府警に「被害弁済の金が用意できるまでは帰国しない」などと電話で伝えていたということです。

警察は、森川容疑者が、詐欺グループの内情や金の流れなどをくわしく知っているとみて、調べを進める方針です。

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