日米が、中国をにらみ軍事協力を強化
(last modified Mon, 09 Jan 2023 11:44:22 GMT )
1月 09, 2023 20:44 Asia/Tokyo
  • 日米両軍
    日米両軍

日米両軍が、台湾をめぐる中国との対立の可能性を背景に、協力を強化しています。

米フィナンシャル・タイムズが、日本駐留の米軍第3海兵遠征軍司令官のジェームズ・ビアマン中将の言葉を引用して、両軍の協力強化について報じました。

ビアマン氏は、「米国とアジアの同盟国が台湾をめぐる戦争など中国との対立の可能性に備えている中、日米両軍は指揮系統を急速に統合し、統合作戦の規模を拡大している」と述べています。

米国とアジアの同盟国は、有事の際、ウクライナのケースと同じ原則で行動すると指摘されています。ビアマン氏は、特にウクライナ軍の訓練について着目し、「2014年と2015年、今後起こりうる紛争に備えて真摯に取り組んだ」と話しました。

ビアマン氏は「これを戦域の設定と呼んでいる。日本、フィリピン、その他の地域でも、戦域を設定している」と付け加えました。

今月11日には、米ワシントンで日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)が開催される予定となっており、両国は、中国が軍事、経済両面で台頭し、北朝鮮がミサイル発射を繰り返すなど厳しさを増す安保環境を踏まえ、同盟強化を通じて抑止力の向上を図ると見られています。

 


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