日本の世界競争力ランキング順位が過去最低に
6月 20, 2023 20:55 Asia/Tokyo
スイス・ローザンヌに拠点を置くビジネススクール「国際経営開発研究所(IMD)」が、各国の経営環境などを評価する「世界競争力ランキング」の2023年版を発表し、日本は昨年より1つ順位を落として35位と過去最低を更新しました。
今回のランキングでは、ビジネスや政府の効率性、インフラ整備が高く評価されたデンマークが2年連続の1位となりました。2位は、高い経済指標の後押しを受けたアイルランドでした。3位には、昨年の11位から順位を急上昇させたスイスが入りました。
4位から10位までは順に、シンガポール、オランダ、台湾、香港、スウェーデン、米国、UAEアラブ首長国連邦がランクインしました。
日本は35位と、G7・主要7カ国では41位のイタリアに次いで低い順位となりました。他のG7諸国は、米国が9位、カナダが15位、ドイツが22位、英国が29位、フランスが33位となっています。一方、主要なアジア諸国の順位は、シンガポールが4位、台湾が6位、香港が7位、中国は21位、韓国が28位となっています。
「世界競争力ランキング」は世界64の国と地域を対象に毎年発表されており、経済指標やビジネス界、学者らの知見を踏まえ、336の比較可能な競争力の基準をもとにまとめられています。
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