沖縄市への騒音苦情が4倍近くに、嘉手納基地で戦闘機の暫定配置で
7月 27, 2023 21:12 Asia/Tokyo
アメリカ軍嘉手納基地でF15戦闘機の退役に伴ってほかの戦闘機が相次いで暫定配備される中、地元・沖縄市に寄せられた騒音の苦情が去年に比べ4倍近くに増えていることが分かりました。
NHKによりますと、アメリカ軍嘉手納基地ではF15戦闘機の退役に伴って去年11月以降、F22ステルス戦闘機やF35ステルス戦闘機などが相次いで暫定配備されており、沖縄県や地元の市町村によりますと騒音の回数が増えています。
基地を抱える沖縄市、嘉手納町、北谷町で作る協議会・三連協が電話で寄せられた騒音に関する苦情をまとめたところ、今年1月からの半年間に沖縄市で158件と去年の同じ時期に比べて3.8倍あまりに増えていることが分かりました。
また、北谷町も90件と去年の同じ時期の2.7倍あまりに増加しています。
一方、嘉手納町は異臭も含めて316件と、去年の同じ時期の4分の3ほどに減ってはいますが、依然として多い状態が続いています。
こうした苦情の増加などを受けて、三連協は今月18日に航空機の運用状況を詳しく調査し、現在、戦闘機の飛行コースなどを分析していて、今後、国などに対策を求めることにしています。
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