ロシア大統領が北方領土に関して立場を継続
11月 21, 2016 19:54 Asia/Tokyo
ロシアのプーチン大統領が、北方4島に関してロシアの立場の継続を強調し、「この島々はロシアの切り離すことの出来ない領土の一部だ」と表明しました。
イルナー通信によりますと、プーチン大統領はペルーの首都リマで安倍首相と会談した翌日に、「南クリル諸島はロシアの領土の一部だが、ロシアはこれまで同様、第2次世界大戦から残る問題をめぐる日本との対立解消の様々な選択肢に向け、協議を行う用意がある」としました。
さらに、「北方4島の領有権を主張する日本側の立場はわかっており、この問題については話し合いが行われるべきだ」と述べました。
また、「ロシアと日本は、第2次世界大戦の平和条約を締結しようとしている」とし、「相互の信頼を増すためにこうした努力を支持すべきであり、その道の一つが協力の拡大である。このため安倍首相は経済・貿易関係の拡大に向けた計画を提起した」としました。
北方領土は石油・天然ガス資源、豊かな漁場を有し、太平洋に位置していることから、経済的、戦略的な重要性を持ち、第2次世界大戦後、ロシアに占領されました。
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