ロシア大統領、北方領土返還に関する協議を否定
12月 15, 2016 20:38 Asia/Tokyo
ロシアのプーチン大統領が、日本訪問前に、北方領土返還に関する協議を行うことを否定しました。
イルナー通信によりますと、プーチン大統領は、15日木曜からの日本訪問を前に、ロシア政府は国民の信頼を受けていてもこれを悪用することはできず、北方領土問題についてどのような決定を下しても、それはロシア国民の利益のみに沿ったものになるとしました。
プーチン大統領はまた、北方領土返還に関する協議を行うことを否定し、この2日間の訪問の目的とは、相互利益に基づいた両国の関係の改善だとしました。
さらに、これ以前にも、日本とロシアの関係について語っており、ロシアは二国間関係の改善を完全な形で求めており、ロシアには領土問題は存在しないとしました。
第2次世界大戦後、日本とロシアは平和条約を締結していません。
日本はその協議の機会を活用し、北方領土の返還の下地を整えようとしていますが、ロシアの立場が変わらないため、成果に至っていません。
一方、ロシアも北方領土問題に関係なく日本との平和条約の締結を進めるとともに、極東地域の開発における日本との経済協力や投資を活用しようとしています。
【省略】
タグ