日本が、北方領土問題の納得できる解決策の模索に期待
11月 02, 2017 20:16 Asia/Tokyo
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菅官房長官
日本の菅官房長官が、「日本とロシアが、北方領土問題に関して、双方が認める解決策を見出せるよう希望する」と語りました。
ロシア・イタルタス通信によりますと、菅官房長官は2日木曜、東京で、「日本政府は、両国が北方四島の問題について、納得できる解決策を見出せると信じている」と述べています。
また、「北方領土問題の解決は、日ロ間の平和条約の締結により加速され、昨年のロシアのプーチン大統領の日本訪問をはじめとする、両国の政府関係者のこれまでの会談で得られた合意に基づき、この問題に関するより多くの協議の場が設けられるだろう」としました。

ロシア外務省はこれまでに何度も、北方領土に対するロシアの所有権は国際的な史料により証明されており、それに関する疑いは全く存在しない、と表明しています。
日本は、国後島、択捉島、歯舞諸島、色丹島の四島の領有権を主張しています。
これらの四島及びその周辺海域は、豊かな石油や天然ガスが埋蔵され、また良好な漁場であることから、日本とロシアにとって戦略的な地域とされています。
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