日露首脳が、領土問題の解決に向けて協議
1月 23, 2019 20:50 Asia/Tokyo
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ロシアのプーチン大統領と日本の安倍首相
ロシアのプーチン大統領と日本の安倍首相が、北方領土問題の解決に向けた決意を強調しました。
ロイター通信によりますと、安倍首相は22日火曜、ロシア・モスクワでプーチン大統領と共同記者会見し、「日本とロシアは、北方領土(南クリル諸島)をめぐる対立の解決策を見出すことを決意している」と語りました。
また、「河野外相とロシアのラブロフ外相による来月の会談で、打開策について話すことになっている」と説明しました。
一方のプーチン大統領も、「日露間で成立する合意はいずれも、人々に受け入れられるものであるべきだ」とし、ロシアでは日本への北方領土返還に対する不満が存在することに言及しました。
22日火曜には、モスクワにある日本大使館前で、日本側が北方領土と呼ぶ南クリル諸島の返還に抗議するデモが実施されました。
国後島、択捉島、歯舞群島、色丹島は有人島で、豊富な石油や天然ガスが埋蔵されているとともに、海産資源が数多く存在し、北太平洋とオホーツク海の中間に位置するという立地条件から、ロシアと日本にとってそれぞれ戦略的な存在とされています。
これらの島々は、1945年のヤルタ会談で旧ソ連に帰属するものとされ、第2次世界大戦での日本の敗戦後に旧ソ連が占領しました。
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