新型肺炎
トヨタ、7月の減産規模は計画比1割減まで回復
トヨタ自動車は22日月曜、新型コロナウイルスの影響による新車需要低迷を受けた国内での生産調整を、7月も一部の完成車工場で続けると発表しました。
ロイター通信が22日、東京から伝えたところによりますと、トヨタ自動車は続けて、ただし、7月の国内における減産規模は当初計画の約1割減(約3万9000台)と6月の約4割減から回復し、世界でも約1割減(約7万1000台)と6月の約2割減から改善する見込みだとしています。
世界的に販売が好調なスポーツ多目的車(SUV)「RAV4」を生産する高岡工場(愛知県豊田市)第2ラインなどでは、休日を一部返上して稼働させるとしており、7月の稼働停止は3工場6ライン(延べ停止日数16日分)で、6月の14工場25ライン(同133日分)に比べ、大幅に稼働する工場やラインが増えるということです。
4~7月累計での減産規模は、国内で約29万4000台、世界全体で約93万台と、いずれも計画比で3割減の見通しです。
7月は高級セダン「センチュリー」などを手掛けるトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)で2日間、小型バス「コースター」を生産する岐阜車体(岐阜県各務原市)の第2ラインで6日間停止。SUV「ランドクルーザープラド」などを生産する日野自動車の羽村工場(東京都羽村市)第1・2・4ラインでも2日間稼働を停止するとしています。
日野の羽村工場第1ラインと岐阜車体の2工場では、5月から実施している1シフト体制を7月も続け、岐阜車体第2ラインは9月まで同様の措置を取ると発表しています。
なお、ダイハツ工業もこの日、トヨタの小型車「パッソ」などを手掛ける本社工場 (大阪府池田市)の稼働を7月10日と17日の計2日間停止すると発表しました。
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