米国防総省報告書、「中国の核弾頭数、今後10年で倍以上に」 
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 米国防総省は1日火曜に発表した中国の軍事力に関する報告書の中で、中国が国際システムを弱体化させようとしているとし、「中国はその軍隊を近代化し、軍隊の改革を目指して努力している」と述べました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
9月 02, 2020 18:54 Asia/Tokyo
  • 中国の軍隊
    中国の軍隊

 米国防総省は1日火曜に発表した中国の軍事力に関する報告書の中で、中国が国際システムを弱体化させようとしているとし、「中国はその軍隊を近代化し、軍隊の改革を目指して努力している」と述べました。

イルナー通信によりますと、米国防総省は1日、米国議会の指示により、「中国に関連する軍事・安全保障の動向」と題する年次報告書を発表しました。

この報告書では、中国は今後10年で核弾頭の数を倍以上に増やそうとしていると予想し、中国の軍事力は既に、重要分野で米国と同等または米国をしのぐようになったと分析しています。

報告書では、中国が現在保有する核弾頭数を200発台前半と推計し、中国が核戦力の拡大と現代化を進める中、今後10年で核弾頭数は2倍以上に増えると予想しました。

米国を脅かすことのできる地上配備型大陸間弾道ミサイルの弾頭数は、今後5年で約200発に増えると予想しています。

さらに、造船、地上配備式の通常型弾道ミサイルや巡航ミサイル、統合防空システムといった複数の分野では、中国の軍事力は既に米国と同等か、米国をしのいでいると指摘し、中国は「世界最大の海軍」を持つようになり、水上戦闘艦130隻以上を含む艦船や潜水艦350隻あまりを保有しているとしました。

また、中国が保有する射程500~5500キロの地上発車式弾道ミサイルと地上発射式巡航ミサイルは1250基を超え、2019年に中国が実験と訓練のために発射した弾道ミサイルの数は、他国全ての合計を上回りました。

中国の軍事費については、経済成長をしのぐペースで増大を続けていると報告書は指摘しています。

さらに、中国が国益を推し進めるために国際秩序の弱体化を継続しているとも主張しています。

 

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