全米オープン、大坂なおみ選手が優勝
9月 13, 2020 12:53 Asia/Tokyo
テニスの全米オープンは12日、女子シングルス決勝が行われ、大坂なおみ選手がベラルーシのビクトリア・アザレンカ選手に逆転勝ちして、4大大会3度目の制覇を果たしました。
米CNNによりますと、大坂選手は大会7試合目のこの日、事前に用意していた7枚のマスクのうち、最後の1枚を着けて登場しました。
マスクには、警察の暴力による犠牲者の7人目として、2014年に警官に射殺された当時12歳の黒人少年、タミル・ライス君の名前が入っていました。
決勝の序盤では、アザレンカ選手がわずか26分間のうちに第1セットを6―1で先取。第2セットでは大坂選手が第3ゲームから反撃に出て6―3と奪い返し、第3セットに持ち込みました。
最終セットの熱戦を6―3で制して優勝を決めた大坂選手は、コートに寝転んで空を仰ぎまし。
4大大会で3勝目を挙げた23歳未満の女子選手としては、08年のマリア・シャラポワ選手以来の快挙となりました。
全米オープンは8月31日から9月13日まで開催されました。
大坂選手はこれより前、米ウィスコンシン州で黒人男性ジェイコブ・ブレイクさんが警官に背後から銃撃されたことを受け、抗議の印として準決勝を棄権すると発表していました。しかしWTA(女子テニス協会)およびUSTA(全米テニス協会)との話合いの結果、棄権を撤回し最後まで出場することとなり、大会運営側は準決勝予定日を1日延期するなど対応を行っていました。
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