宮崎県の小学校で、教員らが連係プレーで心肺停止の児童を蘇生
11月 10, 2020 20:02 Asia/Tokyo
宮崎県宮崎市の江南小学校で9月下旬、教員6人が授業中に心肺停止に陥った児童を蘇生、救命しました。
江南小学校の関係者の話では、去る9月24日午後0時20分頃、心臓に疾患のある男子児童が教室で給食の食器を片付けていた際、心肺停止に陥り、突然倒れました。
これに対し、担任教諭のSOSに応じて隣の教室の講師が心臓マッサージを始め、異変に気付いたまた別の講師がAEDを玄関まで取りに行き、また別の講師が119番通報しました。
この児童にAEDで電気ショックを与え、心臓マッサージを再開し、養護教諭が児童の名を呼びかけたところ意識が回復し、その間に救急隊が到着して無事に引き渡し、一件落着となりました。
同市消防局によりますと、心臓停止になり救命処置をしなかった場合、生存率は約3分後で25%。救急隊が現場到着に要する平均時間は約9分と言われ、この間に生存率は10%まで下がる、ということです。
なお、同校の教員らは心臓疾患がある男子児童を受け入れて以来、4年前から毎年、児童に異変が起きる状況を想定し救助訓練を実施してきたということです。
毎日新聞によりますと、宮崎市は今月9日、これらの教員に感謝状を贈っています。
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