沖縄でコロナ変異株拡大、米軍の対応については「把握できず」
https://parstoday.ir/ja/news/japan-i73556
沖縄県内で11日に8人の感染が判明した新型コロナウイルス変異株について、拡大が懸念されていますが、米軍基地内での検査態勢や対策の情報を県は把握できず、不透明なままになっています。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
3月 13, 2021 21:32 Asia/Tokyo
  • 沖縄でのコロナ
    沖縄でのコロナ

沖縄県内で11日に8人の感染が判明した新型コロナウイルス変異株について、拡大が懸念されていますが、米軍基地内での検査態勢や対策の情報を県は把握できず、不透明なままになっています。

沖縄県内では、新型コロナウイルスワクチンの効果が薄れる可能性が指摘される変異株「E484K」について、新たに2人の感染が確認されたことが12日までに分かりました。これで感染例は計8例となり、医療関係者は「県内で広がっていると考えた方がいい」と指摘しています。

より感染力が強いとされるN501Y変異株の「英国型」などの3種類と違い、「E484K」変異株は国が都道府県に報告を求める監視対象となっていません。県は厚労省に「E484K」変異株が確認された場合の報告や公表など、対応を問い合わせているということです。

県は12日、県内で新たに10代から90代までの男女38人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。30人を超えるのは緊急事態宣言時の2月8日(40人)以来約1カ月ぶりで、今月最多を更新しました。これで累計感染者数は8445人となり、県の糸数公保健衛生統括監は「緊急事態宣言中のレベルに達するまで増えている」と危機感を示しました。11日までも連日20人台が続き、感染が収まらない状況に注意が呼び掛けられています。

沖縄県の11日までの1週間の人口10万人当たり新規感染者は9・87人で現在全国5番目となっています。

在沖米軍関係で前日に新規陽性者の確認はないとされており、基地従業員からは「基地内の感染対策は市中より厳しい」との声が聞かれるものの、実態や具体的な情報を県が把握できていない状況が懸念されています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio