原発核防護不備問題で、東電に是正措置命令へ
3月 24, 2021 16:56 Asia/Tokyo
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原子力発電所
新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発の核物質防護不備問題を受けて、原子力規制委員会は24日、東電に対して核燃料搬入など核燃料物質の移動を禁じる命令を出す方針を決めました。
ロイター通信によりますと、原子力規制委員会は、運転停止命令や保安規定や核物質防護規定の変更命令などの複数案を検討した結果、「依然として核物質防護が十全か確認できていない」(更田豊志委員長)として、核燃料物質の移動を禁じる是正措置命令がふさわしいとしました。東電に弁明の機会を与えたうえで正式決定するということです。
柏崎刈羽原発では、核物質防護設備の機能の一部が喪失していたことから、2020年3月以降、15カ所で不正な侵入を検知できない可能性がありました。原子力規制委ではこれを「核物質防護上重大な事態をもたらしたもの、またはそうした事態になり得たもの」として、重要度が最も深刻な「赤」とし、東電に9月23日までに原因分析などの報告書の提出を求めています。
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