日本での憲法記念日のデモ
(last modified Wed, 04 May 2016 10:26:32 GMT )
May 04, 2016 19:26 Asia/Tokyo
  • 日本での憲法記念日のデモ

日本で、憲法記念日に際して、憲法改正の賛成者と反対者によるデモが行われました。

ガッファーリー解説員

日本では、衆参両議院がある問題において対立すれば、その場合は衆議院の意見が基準となります。このため衆議院と参議院の間では、承認事項の実施の点で、衆議院が優位にあります。

日本の人々は、こうした法的な構造を考慮することで、原則として国民に安定や平和、福祉をもたらす憲法を求めています。なぜなら、今も日本人の多くは、アメリカやアメリカの軍事主義的拡張政策を、自らの懸念の源と見なしているからです。

1945年9月2日、日本政府の代表は、連合国への降伏文書に署名しました。日本帝国軍は数十年にわたり、アジア太平洋地域の人々を植民地主義政策や犯罪の犠牲者にしてきました。日本人は70年が経過したにもかかわらず、今もアメリカの軍事、安全保障面での政策の重い影の下に置かれています。日本は敗戦後正式に占領され、その運営はアメリカの当時のマッカーサー元帥にゆだねられました。この占領期間中、マッカーサーは政治的構造のほか、日本に憲法を押し付けました。この憲法の、いわゆる9条により、日本は軍を持つことを禁じられました。1951年9月のサンフランシスコ平和条約により、日本の占領は終わりましたが、沖縄はアメリカに占領されたままとなりました。

日本の人々は現在の憲法を平和や安定を保証するものと見なしていますが、中には、それを自らにとって侮辱的なものと見なす人々もおり、彼らは、日本は国家として独立していないと考えています。

安倍首相は、自らの懸念のもとを脅迫的な近隣諸国にあるとし、このため、憲法改正を追求しています。

安倍首相は、憲法改正に関する国民投票の実施に関し、衆議院の3分の2が賛成することを期待しています。

安倍首相は、自民党が衆議院の242議席のうち、120議席を獲得していることについて触れ、「憲法改正への支持が人々の間で高まっている」と述べました。さらに、「憲法が弱点を持っているとき、それを取り除こうとすべきだ」とし、憲法9条について、この条項は常に日本にとって抑止的な役割を持っているため、市民の保護と国益の主な障害であり、これは人々の支援によって取り除かれるべきだ」と述べています。