沖縄の平和行進が、コロナにより2年連続で中止

May 11, 2021 19:10 Asia/Tokyo

５・１５平和行進実行委員会（委員長・山城博治沖縄平和運動センター議長）は１１日の会合で、１５日に開催予定だった平和行進の中止を決めました。

沖縄タイムスによりますと、これは２０２０年に続き２年連続の中止となり、新型コロナウイルスの感染拡大が続き、県の警戒レベルが第４段階の感染まん延期にあるため、中止と判断されました。

行進後に糸満市摩文仁の平和祈念公園で予定していた県民大会も取りやめとなり、実行委員会を構成する自治労など約１５団体が１５日に北中城村のキャンプ瑞慶覧ゲート前で小規模のアピール行動をする予定です。

実行委員会は当初、新型コロナ対策を徹底した上で、参加人数を各コース約１００人に絞り、行進時間を２時間以内に短縮するなど規模を縮小して開催する予定でした。

昨年は新型コロナ感染拡大の影響で１９７８年に始まって以来、初めて中止となりました。直近の２０１９年では５月１７―１９日の３日間で延べ３５９０人（主催者発表）が参加し、最終日に宜野湾市で開かれた県民大会には海外を含めて約２千人（同）が集まっていました。

５・１５平和行進は、復帰後も変わらない過重な基地負担に声を上げる目的で開催されています。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。