北朝鮮メディアが、日本の軍艦島を「歴史歪曲」として非難
7月 26, 2021 19:33 Asia/Tokyo
北朝鮮の朝鮮中央通信が、長崎市の端島(通称・軍艦島)を巡り、日本による歴史の歪曲だとして非難しました。
韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、北朝鮮の朝鮮中央通信は26日月曜、ユネスコ・国連教育科学文化機関の世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録されている長崎市の端島(通称・軍艦島)を巡り、朝鮮半島出身の労働者への弾圧を否定しようとする日本の態度を強く非難し、過去の歴史に対する責任を負うよう求めています。
同通信はまた論評で、日本が端島炭鉱での強制労働の歴史を隠蔽(いんぺい)しようとしているとして、「過去の犯罪を根気強く否定し続ければ、いつかは世の中の人々が彼らの偽りの宣伝を定説として受け入れるようになるというのがずる賢い日本の行動の裏にある打算だ」と主張しました。
さらに、産業革命遺産を紹介するために日本政府が昨年開設した「産業遺産情報センター」での端島に関する説明が十分でないとして、ユネスコ世界遺産委員会が改善を求める決議を採択したことにも言及しています。
そして、「国際機関の決定と追及に挑戦する日本の行為は、人類の正義と良心をじゅうりんすることなど朝飯前だと考える日本特有の傲慢さと破廉恥さ、道徳的低劣さの集中的表現だ」と激しく非難した。その上で、日本は過去の罪を深く反省して清算することこそが法的、道徳的責任であることを肝に銘じ、分別ある行動をしなければならないと強調しました。
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