東京パラリンピックが開幕 9月5日まで13日間
東京パラリンピックの開会式が24日火曜夜8時から、国立競技場で行われました。大会は来月5日まで13日間にわたって開催されます。
NHKによりますと、今大会には、161の国と地域、それに難民選手団の合わせて4403人の選手が参加することになり、参加者数は過去最多となりました。
開会式は「WE HAVE WINGS」をコンセプトに、会場を「パラ・エアポート」という空港に見立て、翼をモチーフにしたパフォーマンスなどが披露されました。
選手入場は8時19分ごろ、難民選手団を筆頭に始まりました。
今月15日に政権が崩壊したアフガニスタンは、選手らが参加を断念しましたが、入場行進には国旗だけが国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の関係者の手で運ばれました。
イラン選手団は26分ごろ入場。62人の選手が10競技に参加します。シッティングバレーボール男子に出場するモルテザー・メフルザード選手は2m46cmの身長を誇り、各国の入場選手の中でも注目を集めました。
9時35分ごろ、開催国・日本が最後に入場しました。日本勢はこれまでで最多の254人が出場。夏のパラリンピックとして初めて22のすべての競技にエントリーしています。
その後、大会組織委員会の橋本会長、国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長があいさつ。そして、10時8分ごろ、天皇陛下が開会宣言を行いました。
10時50分ごろ、聖火が点灯されました。点灯したのは、車いすテニス女子の上地結衣選手、東京大会には出場しないボッチャの内田峻介選手、そしてパラパワーリフティングの森崎可林選手でした。最後に花火が打ち上げられ、開会式は11時前に終了しました。
東京は前回1964年に続いて2度目のパラリンピックを開催します。夏のパラリンピックを2回開催した都市は東京が初めてとなります。
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