選手村での自動運転車事故をめぐり、トヨタ自動車社長が陳謝
8月 28, 2021 16:05 Asia/Tokyo
東京パラリンピック柔道の日本代表の選手が、トヨタ自動車の開発した自動運転の車と接触し、負傷した事故について、トヨタ自動車の豊田章男社長が陳謝しました。
豊田社長は、選手村で選手や大会関係者の移動に使われている自社開発の自動運転の電気自動車=「e-Palette(イーパレット)」が今月26日、選手との接触事故を起こしたことを受けて、27日金曜夜、自社のウェブサイトで経緯を説明しています。
この中で、豊田社長は、車両に搭載された自動運転技術について、「パラリンピックという特殊な環境の中で、目の見えない方もおられれば、いろいろと不自由な方もおられる。そこまでの環境に対応できなかった」とし「普通の道を普通に走るのはまだ現実を帯びていない」と語りました。
また、この事故について「多くの方にご心配をおかけして大変申し訳ない」と陳謝しました。
今回の事故は26日午後に発生したもので、右折しようとした自動運転車が、柔道(視覚障害)男子81キロ級日本代表の北薗新光選手(30)に接触し、同選手は転倒し、頭などに全治2週間のけがを追いました。
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