10月 20, 2021 19:25 Asia/Tokyo

熊本県・阿蘇山の中岳(1506)の第1火口で発生した噴火で、気象庁は火山活動の高まりから、引き続き火口から約2km圏内で引き続き噴石や火砕流に注意するよう呼び掛けています。

日本の報道各社が気象庁の発表として報じたところによりますと、今回の噴火は日本時間20日水曜午前11時43分に発生し、大きな噴石が南方向に約900メートル飛散したほか、午後0時44分から同2時10分にかけてもごく小規模な噴火が発生しました。

この噴火により、熊本県高森、山都両町、宮崎県五ケ瀬、高千穂両町では降灰が確認されています。

阿蘇山の噴火警戒レベルが「入山規制」を示す3に引き上げられたため、自治体や警察などでつくられた「阿蘇火山防災会議協議会」は、「中岳第一火口」から2km圏内での立ち入り規制を決定しました。

また、熊本県の発表によりますと、噴火当時、中岳付近には16人の登山者16人がいましたが、全員が下山し、負傷者はいないということです。

熊本県阿蘇市および熊本県高森町の警察署は、いずれにも本日正午の時点で噴火による被害の情報は入っていないとし、さらに熊本県高森町の職員は、「阿蘇山の火口の南およそ8キロにある町役場では、噴火に伴う爆発音などは聞こえなかったものの、正午すぎから火山灰が断続的に降り続いている」としました。

高森町の教育委員会は、町内の小中学校に対して、状況に応じて各学校で安全管理を行うよう、口頭で指示したということです。

国土交通省の熊本空港事務所の発表では、これまでのところ、今回の噴火による空の便への影響は特になく、降灰の様子を確認しながら通常どおり運航しているということです。

阿蘇広域消防本部および警察は、現在で救助の要請やけが人などの通報は入っていないということで、引き続き情報収集にあたっています。

 

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