韓国人原爆犠牲者の慰霊碑、来月6日長崎で除幕
10月 21, 2021 18:09 Asia/Tokyo
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韓国人原爆犠牲者の慰霊碑
長崎への原爆投下で犠牲になった韓国人を追悼する慰霊碑が、来月6日、長崎市平和公園内に建立され、除幕式が開かれることになりました。
韓国・聯合ニュースによりますと、長崎韓国人原爆犠牲者慰霊碑建立委員会と福岡韓国総領事館が発表しました。
1945年8月9日の長崎への原爆投下では、約7万4000人が死亡。このうち朝鮮半島出身者が数千人から1万人程度含まれていたと推定されています。
同じく原爆が投下された広島の平和記念公園には、韓国人原爆犠牲者慰霊碑が建立されており、毎年、広島に原爆が投下された前日の8月5日に犠牲者を追悼する慰霊祭が開かれていますが、長崎にはこれまで韓国人犠牲者の慰霊碑がありませんでした。
2013年に在日本大韓民国民団(民団)の長崎県本部を中心に慰霊碑建設委員会が結成され、慰霊碑建立のための運動が始まりました。
しかし、韓国人が長崎にいた歴史的背景を「強制徴用」と説明した慰霊碑の説明文に市側が難色を示し、建設許可はなかなか下りませんでした。
建設委などは市側や市議会などと交渉を続け、「強制徴用」のかわりに「本人の意思に反して」との文言に変更することで、許可が出されたということです。
来月6日の除幕式には、姜昌一(カン・チャンイル)駐日大使や、長崎県知事や長崎市長なども招待されています。
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