緊急着陸のCH53大型輸送ヘリが米軍普天間飛行場に戻る
10月 21, 2021 18:10 Asia/Tokyo
-
緊急着陸のCH53大型輸送ヘリ
沖縄県粟国空港に緊急着陸した米軍のCH53大型輸送ヘリコプター1機が普天間飛行場に戻りました。
沖縄の地元紙・沖縄タイムスによりますと、日本時間の20日水曜午後6時に沖縄県粟国空港に緊急着陸した米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)のCH53大型輸送ヘリコプター1機が21日木曜午前11時8分、同空港から飛び立ち、普天間飛行場に戻ったということです。
粟国空港では現在、空港職員が飛散物がないかなど滑走路上を点検中です。
防衛省や県などによると、今回の緊急着陸の原因は操縦系統のトラブルとされ、整備要員を乗せた別のCH53ヘリが同空港へ向かっており、21日朝までは同空港に残る見通しです。
現時点で負傷者などの情報は入っておらず、防衛省が詳細を確認しています。
今回の件で沖縄防衛局から連絡を受けた高良修一・粟国村長は、電話で同局に抗議し、また防衛局も米側に安全管理の徹底を申し入れたほか、県も情報収集に当たっています。
高良村長らの話では、機体は空港北側に緊急着陸し、夜間ではっきりしないものの機体に損傷や異臭は見られず、米兵2人が機内におり、けがなどはない様子だということです。
粟国空港へ出向き、機体を確認した高良村長は「村民の安全が懸念される事態だ。空港をいつでも使っていい、という取り決めを交わしたわけでもない」とコメントしました。
沖縄県うるま市津堅島や宮崎県串間市には、特に今年の6月から7月にかけて普天間基地所属のヘリが相次いで不時着しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ