沖縄で、東京の警備会社の岸壁無許可使用が続く 前日にも占拠プレハブ2棟を撤去
12月 11, 2021 20:17 Asia/Tokyo
沖縄県名護市辺野古の新基地建設で海上警備を受注するセントラル警備保障(CSP)が10日も、県の許可を得ないまま金武湾港金武地区の岸壁を使用しました。
沖縄タイムスによりますと、停泊していた警備艇6艇には警備員約20人が乗り込み、出航したということです。
一方、港の敷地を許可なく占拠していた事務所などのプレハブ2棟は9日までに撤去され、また周囲に最大8艇程度陸揚げされていた警備艇も撤去されました。その一部は、港に隣接する私有地を借り上げて移動させられました。
連日、最大で60台ほどが敷地内に駐車されていた警備員の通勤用マイカーもなくなり、関係者によれば、名護市の他社施設内に駐車することになりました。
県北部土木事務所も10日、現場で撤去が終わったことを確認しました。9日にはCSP担当者を再度呼び、プレハブや警備艇の撤去、岸壁の使用中止を指導しており、今後、これまでの無許可使用に過料を科すかどうか検討するということです。
発注者の沖縄防衛局は10日、「県の指導に従い、速やかに適切な対応を取るようCSPに指示した」と説明し、今後、他の港を使うかどうかは「警備の詳細は答えを控えるが、工事を進めるに当たって必要な警備が実施できるようにしたい」と述べました。
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