岸田外相、「原爆投下は極めて遺憾」
May 24, 2016 22:01 Asia/Tokyo
日本の岸田外務大臣が、アメリカによる原爆投下は極めて遺憾な事態をもたらした、としました。
共同通信によりますと、岸田外相は24日火曜、「広島と長崎への原爆投下では極めて遺憾な事態がもたらされた」と述べました。
さらに、「原爆投下は、国際法の基盤である人道主義に合致するものではなかった」としました。
また、原爆投下で多くの人命が失われたことについて触れ、これに関する日本政府の立場は変わらず、原爆投下は国際法の違反であると考えている、としています。
5月末、G7・先進7カ国の首脳会議に出席するため、日本を訪問する予定のアメリカのオバマ大統領は、NHKのインタビューで、「広島訪問で、被爆者に対して謝罪するつもりはない」と述べました。
オバマ大統領は、広島を訪問するアメリカの初の現職大統領となります。
広島への原爆投下では数万人が死亡し、その後も原爆による放射能の影響で、多くの人命が失われました。
アメリカは広島の3日後に長崎に原爆を落とし、この中で7万4千人が死亡しています。
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