円相場、一時1ドル120円台突破 約3週間で5円円安
3月 22, 2022 15:45 Asia/Tokyo
22日火曜の円相場は、対ドルで一時120円台に突入し、2016年2月以来の円安水準となりました。
日本経済新聞によりますと、22日の東京外国為替市場は午後になって、一時1ドル・120円46銭を記録しました。
前日にFRB・米連邦準備理事会のパウエル議長が、インフレ対応のための大幅利上げの可能性に言及したことから、日米間の金利格差が拡大するとみて、円売りが加速した形です。
円はドルに対して2月末の115円前後から、およそ3週間で5円ほど円安が進んだことになります。
一方、同じ日の日経平均株価は、この記録的円安をうけて輸出銘柄に期待が集まり、2万7000円台を回復しました。
NHKによりますと、日経平均株価の22日午前の終値は、先週末の終値より415円45銭高い2万7242円88銭となっています。
市場関係者の話では、円安ドル高が進んだことで、円安が有利とされる自動車など輸出関連銘柄の買い注文が増加したということです。