May 25, 2022 13:13 Asia/Tokyo

岸田文雄首相が、日米豪印(クアッド)の4カ国による首脳会合の傍ら、モディ・インド首相と会談しました。

岸田首相は24日火曜、東京・元赤坂の迎賓館でインドのモディ首相と会談しています。

岸田首相は会談の冒頭で、同日行われたクアッド首脳会合で力による一方的な現状変更に反対する共同声明を取りまとめたことに触れ、「モディ首相の積極的な関与に感謝する」と述べました。

一方、モディ氏は「クアッドの自由でオープンでルールを基礎にしたビジョンは非常に適切だ」と応じ、クアッドによる途上国への新型コロナワクチンの提供や気候変動問題への取り組みなどを評価しました。

両者はまた、法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現や経済分野での連携強化について協議しています。

一方で、ロシアと旧来からの友好関係を維持するインドへの配慮から、ウクライナにおけるロシアの特殊軍事作戦や中国の海洋進出などには直接は触れませんでした。

岸田首相とモディ首相の会談は、岸田氏の今年3月のインド訪問時以来2回目となります。

今回のクアッド首脳会合は、都内で過去最大規模の厳戒態勢がしかれる中で実施されましたが、一方で都内ではこの首脳会合に抗議するデモも実施され、参加者らはクアッド会合を戦争会合だとして非難しています。

 


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