Pars Today
イランの隣国で旧ソ連からの独立国であるアルメニアとアゼルバイジャンが、和平で基本合意に達しました。
イランのライースィー大統領は、アルメニアのグレゴリヤン国家安全保障評議会書記やアゼルバイジャンのハラフオフ大統領顧問と相次いで会談し、アルメニアとアゼルバイジャンの紛争は対話によって解決すべきとの立場を示しました。
アルメニアのパシニャン首相がナゴルノ・カラバフ地域の情勢を受け、アゼルバイジャン共和国と和平を結ぶ用意があると発表しました。
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、アルメニアのグレゴリアン国家安全保障評議会書記と会談し、両国関係やカフカス地域情勢について話し合いました。
イラン国家安全保障最高評議会のアフマディヤーン書記長は、アルメニアのグレゴリヤン国家安全保障評議会書記との会談で、最近のコーカサス地域の情勢について「地域の地政学的変更は全て、不安定化や危機の悪化につながる」と述べました。
アゼルバイジャンが、同国領内にあるアルメニアとの係争地・ナゴルノカラバフ地域での「民族浄化」を否定し、この地のアルメニア系住民の去就は自由だとしました。
ローマ教皇フランシスコが、旧ソ連アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフ地域が人道危機に見舞われているとして、双方に対話の再開を求めました。
アゼルバイジャン領内に位置するナゴルノカラバフ地域から、大半のアルメニア系住民が避難しました。
イランのライースィー大統領とロシアのプーチン大統領が、地域の最新動向をめぐり、ナゴルノ・カラバフをはじめとした南コーカサス問題を、当事国のアゼルバイジャンおよびアルメニアの二国間対話、またジョージアを含めたコーカサス3カ国およびその近隣大国であるロシア、トルコ、イランを加えた「3+3」対話で解決させ、地域外勢力の介入は避けるよう求めました。
アゼルバイジャン軍が先日、隣国アルメニアとの係争地ナゴルノ・カラバフへ攻撃を行ったことで、アルメニアに避難する同地のアルメニア系住民の人数が増加しています。