Pars Today
ドイツ外務省報道官が、核合意からのアメリカの離脱および欧州側の合意責務不履行に言及することなく、制裁解除を目指すウィーン協議での合意は可能であるとしました。
アメリカ国務省が最新の報告において、イランが核兵器を開発するためのいかなる措置も講じていないことを改めて認めました。
オーストリア・ウィーン協議でイラン協議団の顧問を務めるマランディ氏は、この協議の成り行きについて、「米政府内での対立が、合意成立の障害となっている」と強調しました。
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、「アメリカは、オーストリア・ウィーン協議において過剰な要求や疑念を捨て、現実的な解決に向かう道に踏み出さなくてはならない」と述べました。
欧米の元政府高官や核不拡散の著名な専門家ら40名からなるグルーブが声明を発表し、米バイデン政権に対して核合意復帰のための交渉を成功裏にまとめるよう要請しました。
EU・欧州連合が、アメリカの違法な核合意離脱や、この合意内責務をヨーロッパ諸国が履行しなかったことには触れずに、改めて制裁解除を目指してのオーストリア・ウィーン協議の可及的速やかな結果到達を求めました。
イラン国会国家安全外交政策委員会のアズィズィ副委員長は、「アメリカは、核合意問題において決断力がないため、過剰な要求の提起や口実探しを余儀なくされ、核協議を停止させている」としました。
米ホワイトハウスのサキ報道官は、「ウィーン協議は継続しており、我々は依然としてこの協議を追求・検討している」と述べました。
対イラン制裁の解除を目指すオーストリア・ウィーン協議に関してアメリカの政府関係者が矛盾した立場表明を続ける中、アメリカ国務省のポーター副報道官が、「ウィーン協議において、対イラン合意は確実ではなく、またそれに近づいてもいない」と語りました。
中国外務省は、核合意復活の必要性を強調して、「アメリカはイランの核問題における現在の問題を引き起こした張本人として、速やかに政治的決断を下し、イランの法的権利にのっとった懸念に積極的に対応すべきだ」と表明しました。