米軍がシリアの石油窃取を続行
4月 12, 2023 19:32 Asia/Tokyo
米占領軍が、新たにシリアの石油資源を窃取しました。
シリアでは、2017年9月に米軍の手先として動いていたテロ組織ISISが敗北したことから、米軍がすぐさま直接これに取って代わり、シリアから石油などの資源略奪に着手しています。
シリア国営サナ通信は、「シリアに違法駐留中の米軍はまたもや、同国北東部ハサカ県にあるアルジャジーラ油田の石油を盗み出し、32台のタンクローリーで、違法なアルワリド国境検問所を通じイラクにある自らの軍事基地に移送した」と報じました。
先月にも、米軍は同油田から盗んだ石油をタンクローリー80台でイラクにある基地に輸送しました。
米軍と彼らが支援するクルド人武装組織・SDFシリア民主軍の占領下のハサカ県を含むシリア北部と北東部では、常に市民らが米占領軍や武装組織のテロ行為に抗議するデモを行っています。
シリア政府はこれまで何度も、同国北部と北東部に違法駐留している米軍と武装組織の目的はシリアの石油資源の略奪以外にない、と強調しています。