9月 05, 2023 18:29 Asia/Tokyo

シーア派3代目イマーム・ホサインの殉教40日忌「アルバイン」の関連行事に参加するため、300万人以上の外国人がイラクに入国したと、同国の当局が発表しました。

アルバインの時期には、シーア派の多くの人々が、初代イマーム・アリーの霊廟のあるナジャフからイマーム・ホセインの霊廟のあるカルバラーへと、徒歩で巡礼を行います。

イルナー通信によりますと、イラク内務省は、アルバインの時期に入ってからこれまでに360万人の外国人巡礼者が入国したことを明らかにしました。

巡礼者たちはアルバインの行事に合わせて、ナジャフからカルバラーまでの80kmの道のりを、3日かけて踏破します。

アルバインの巡礼者は年齢や性別を問わず、この道のりを歩くことで、カルバラーで殉教したイマーム・ホサインへの熱い思いを高めていくのです。

イラク人女性を中心とした現地に住む人々は、パンや食事を作って、アルバインの巡礼者たちをもてなします。そのような光景は、シーア派一門の思想が現在まで継承され人々がそれを学び続ける証であるアルバインの行進を、さらに美しいものにしています。

アルバインの行進で巡礼者たちは、さまざまな国籍、人種、民族であるにもかかわらず、心を一つにして、同じ道のりを歩いているのです。

 


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